今の私に適切なクローゼットとは?
「Appleのスティーブ・ジョブズ」や「Meta(facebook)のマーク・ザッカーバーグ」みたいに、毎日同じ服を着る徹底したミニマリスト。
本当に気に入っている自分に似合うものが数枚あるだけの、ゆとりあるクローゼット。
パリのマダムのように、お気に入りを大切に着回す。
そんなミニマムなおしゃれの楽しみ方に憧れます。
私は一旦は断捨離をして、本当に気にっているものだけ、長く使えそうなものだけにしたクローゼット。
それなのに、
去年のコーデを着てみるとなんだかしっくりこない…?
定番の長く着られそうなお洋服をクローゼットに残しているつもりが、なんか違うような…?
そこで、ミニマリストに憧れる「私」にとっての適切なクローゼットについて、一度考えてみました。
適切なクローゼットを考える上で気づいたこと
ちなみに私は「30代、会社員、女性」です。ちょうど、「もう若くないな」と思う体の変化だったり、コロナ禍による働き方の変化だったり、変化の多い年代・時代を感じています。
一旦断捨離したら、思考停止できるか?
クローゼットには「ときめくもの」だけを残しましょう。とよく聞きますよね。
私も断捨離した時に「ときめくもの」だけを残したクローゼット。
でも、それから1年経つと、「ときめかなくなったもの」が含まれ始めています。
去年の夏、「この組み合わせは自分にぴったり!」と思っていた組み合わせをそのままを着ても、今年の夏はなんだかしっくりこない。着ていて気分が上がらない。
これは自分が変化しているということ。
体型、表情、考え方、生活スタイルとか、きっと自分では気づいてないところも含めて、いろいろなものが変化している。
私の場合、去年まではヒールが履きたかった(低身長なのでスタイルよく見せたかった)のに、今年は歩くことが多くなってほとんどヒールを履かない生活に。それに合わせて服装にも変化が。
つまり、去年の自分にぴったりのお洋服が、今日の自分にも似合うとは限らないということ。
インスタグラムなどで、ミニマリストの方達のお洋服を見ていても、みなさん持っている枚数は少ないけれど、今年はこれを手放して、これを追加する、など「毎年同じものを着ている訳ではない」方が多い印象。
ジョブズやザッカーバーグは例外と考えた方が良さそう。
「定番」て「安心」?
私が断捨離した時、「定番」と思ってクローゼットに残したトレンチコート、スキニーデニム、ボーダーのトップス。
よくいう「定番アイテム」のはずなのに、最近ずっと出番がありません。
そこで気がついたこと、世間の「定番」と自分のスタイルって違う。
「年齢に関わらず、長く着られそうだから」「トレンドに左右されないから」でクローゼットに残したお洋服たち。
「定番アイテム」をとりあえずクローゼットに揃えれば安心かというと、そのアイテムが自分のスタイルでなければ、そんなことないなと思います。
(しかも「定番のもの」って、「今年はオーバーサイズがトレンド」とか「今年はジャストサイズで。」とか。本当の定番とは?)
自信を持てる服を着たい
私は、「まぁ、変ではないか。」という服よりも、「良い!」と思える服装で出かけたい。
これは、「人の目」を気にしているというよりも、「自分の気持ち」が大切だから。
その時の自分に似合っていると思える、お気に入りのお洋服を着て出かけた時の「自分に自信が持てる感じ」。背筋が伸びて、振る舞い方も丁寧になるような。
自信がなかったり落ち込むことがあったり、そんな日々の中で、ふと鏡に映った時、自分に自信をくれるお洋服が着たい。私にとってファッションは「着れればなんでもいい」ではないようです。変化の激しい中でも、「その時の自分に似合う服を着る」というのは、自分の中で大切なことだ感じています。
「服の数を少なくして、いつでも自信が持てる1軍の服を着る。」これがミニマリストのクローゼットの基本だと思います。
ときめきを保つには見直しと管理
私にとってお洋服は、「一生ものの一枚」ではなく「変化するもの」。そして「ただ着られればいい」ものではなく、「自分に自信をくれるもの」。
そのための私のクローゼットは、「“今の自分”と“クローゼットの中身”がぴったり合うように、丁寧に管理し、適切なクローゼットを保つ」というのが、ミニマリストに憧れる私の理想だと思います。
ただ、必要性は感じているけど、クローゼットの更新(今の自分に不要になったものを選ぶ、新しい自分にぴったりなお洋服を選ぶ)作業が手間…と感じている私は、今はファッションレンタルを利用して、この部分を外注することにしています。
私の今のクローゼットは、お仕事服(スーツ)、コート・上着類、喪服、普段着(お出掛け服)です。
この中で、最も見直しが必要な普段着(お出掛け服)について、今はレンタルを利用することでほぼ見直しの必要をなくしています。
私の利用するairCloset
では、レンタルするお洋服はスタイリストさんが選んでくれたもの。
利用するシーンや希望をスタイリストさんに伝えれば、コーデを組んで送ってくれます。生活スタイルや気分が変わっても、スタイリストさんに伝えるだけで、私のクローゼットの中身はそのまま。見直しの必要はありません。また、その季節にあったお洋服が送られてくるので、季節ごとのお洋服の見直しもなし。airCloset
は、忙しい中で、自分に自信を持てる服を着るための味方のような、そんなつもりで利用しています。
「私」には、おしゃれを楽しむも大切なこと
ミニマリストは、少ない服しか持たない?定番しか着ない?いろんな服、時にはトレンドを楽しむことはできない?
なんとなく、そんなイメージがあるけれど、ミニマリストとは、「自分に大事な事がわかっている人」のこと。
私にとって、「お洋服を楽しむ」ことは無くしたくない大事なこと。
でも、ミニマムな暮らし、持たない暮らしに憧れていて、クローゼットは常にスッキリと保ちたい。そのために、今はファッションレンタルを利用しています。
その人に適切なクローゼットは人それぞれ。なぜなら、そのクローゼットの服を着る「私」が人それぞれだから。
私の場合は、レンタルを利用し、ミニマリストを目指しながらも、これからもお洋服を楽しんでいきたいなと思っています。
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